井戸メンテナンスMAINTENANCE

水が出にくくなったり、出なくなったりした井戸は、洗浄や改修を行うことで、再び使えるようになります。洗浄や改修にはいろいろな方法があります。当社では井戸の状態を確認したうえで、もっとも適した方法を提案・施工することができます。

井戸内洗浄

汚れや目詰まりを取り除いて再生

水の出が悪くなる原因の多くは、汚れや砂粒による目詰まりです。これを取り除く(浚渫:しゅんせつ)ことで、再び採水できるようになります。井戸の形状や深さによって、工法は異なります。主な工法には、次のようなものがあります。

  • ブラッシング

    井戸の径に合わせた工業用ブラシを上下させて、ケーシングについた汚れや砂粒を取り除きます。ブラシを上下する際に、中の水も上下しますので、水流による除去も期待できます。

  • ジェッティング

    地上から井戸内に向かって高圧の洗浄水を流し込みます。洗浄水は、井戸の中で激しく対流し、汚れや砂粒を吹き飛ばします。

  • スワビング

    井戸内にスワブ装置を挿入します。これを上下させることで井戸内の水を急激に引き上げ、目詰まり状態を解消します。

  • バックウォッシング

    井戸内に水を大量に流し込みます。水は、採水時とは逆に周囲の地層に向かって流れ出ます。その逆流した水で汚れや砂粒を押し流します。

  • 薬品洗浄

    錆や有機物、バクテリアなどによる目詰まりには、薬品による洗浄が有効です。化学反応によって付着物を取り除いたり、殺菌したりします

二重ケーシング

ケーシング管・スクリーン管を二重にして補強

井戸は、切削した穴にケーシング管・スクリーン管を通し、その周囲に砂利を充填して作ります。井戸の周りにある水が砂利に染み出し、スクリーン管の部分から井戸の中にたまります。これがケーシング管を通って地上に出るのです。
しかし、ケーシング管やスクリーン管が劣化・破損すると、水の出が悪くなったり、水に砂利が混じったりする原因になります。
こんなときは、劣化したケーシング管・スクリーン管の内側に、1回り~2回り細い径のケーシング管・スクリーン管を挿入する二重ケーシングが有効です。
新たなケーシング管・スクリーン管の周りには砂利を充填するため、井戸の径は多少小さくなりますが、古いケーシング管・スクリーン管の破損個所を補強できるため、水量の確保・水質の安定が期待できます。

井戸ポンプ交換

故障を未然に防ぐメンテナンス

井戸から水をくみ上げる際には、ポンプを利用します。地上ポンプ、水中ポンプ、ジェットポンプなどの種類があります。
これらも長年利用することで劣化・故障してしまいます。特に故障してしまった場合は、水がくみ上げられなくなってしまいます。また、水質によっては目詰まりを起こすことがあるため、清掃が欠かせません。
当社ではこれらのポンプの交換はもちろん、定期的なメンテナンスも承っております。

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